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時々なんらかの情報を発信します。

MANABIYAに行ってきたよ(1日目)

ブログはじめました。

 

今日は、

manabiya.tech

 に行ってきました。

 

聞いたこと

  • ReactNativeの現在と未来
  • Javaのカルチャーとグロース
  • AI屋さんの一日
  • AlibabaCloudのテクノロジー
  • AWSで見るマイクロサービス、サーバレスの流れ
  • メルカリのインフラについて

見たこと/やったこと

  • HTC VIVEの体験
  • テクノスポーツHADOの体験
  • セグウェイ試乗

 

ReactNativeコミュニティの現在と未来について

 ReactNativeJapanの中田さん(@besutome)による講演。

 ReactNativeの開発状況などの解説・ツールの紹介などをしていた。とても有益であった。簡単に紹介すると、

  • Facebook
     開発元であるFacebookは基本的に地盤固めの地味な作業をやってる。
  • Expo
     expoは、PCで開発しているReactNativeをスマホですぐに動かせる、というもの。接続設定なども不要で、PCに表示されるQRコードスマホで読み込むと、スマホで動作確認が出来るという便利。さらに、ReactNativeで開発していてもネイティブ機能(カメラ使うとか、etc)の修正はストアを通してアップデートしなければならないが、Expoはそういったネイティブ機能をJS上で動かすので、ストアを通さずにアップデート出来る。詳しい説明は以下のURLがよさそう。

    blog.gmork.in

  • Snack
     Expoが開発しているWeb上でReactNativeを試せるやつ

    ykubot.com

  • ReasonML
     Facebookの開発した言語。革新的らしい。全く知らなかった。簡単に言うと、OCamlC言語っぽくしてJSとの親和性を高めてくれる。詳しいことは以下参照。

    2ality.com

  • ReactXP

     WindowsでReactNativeアプリが動くよ、というライブラリ。ちなみにwindowsSkypeアプリをReactNative化している。

     

  • BuilderX

     JSX構文を使うReactNativeは、デザインと開発をうまく分離できない。しかし、BuilderXを使えば、デザインと開発を分けやすくなるよ。Reactでも出来ないかな?
  • そのほか(キーワードのみ)
     wix/detox: E2Eテスト
     react native navigation: react-routerのモバイル版的な、react navigationというのもある
     InfiniteRed/reacttron: デスクトップアプリに出来るツール
     shoutem: ワードプレスみたいなやつ

  ReactNativeもしくは、モバイルネイティブアプリ開発に関しては、PWAの動向が気になるが、中田さんによれば、PWAがどうなっても、ReactNativeは悪い方向には行かないからやっとけば?とのこと。また、ReactNativeは、ウェブサービスをネイティブアプリ化するのには向いている(スマホのネイティブ機能(カメラとかジャイロとか)をあまり使わないアプリ)。iOSAndroidで完全にコードを共有するのはノウハウがないと難しい。機能とデザインのコンポーネントは分離しておこうとかも仰ってた。

 

Javaのカルチャーとグロース

 Javaの歴史とか今後の展望について、JJUG会長の鈴木さん(@yusuke_arclamp)による講演。以下がそのスライド。

 

www.slideshare.net

  Javaよく知らなかったけど、面白そうなので、ちょっとやってみようかなと思う感じ。でもC#のほうが良いってみんな言ってる。

 

AI屋さんの一日

 Yahoo!の河合さん(@vaaaaanquish)による講演。AIerのリアルな仕事内容について。以下勝手な要約。

 研究・分析・モデリングの3分野に大きく分けられ、それぞれ基盤技術は似ているがアウトプットは全く異なるので、単純にすべてまとめて「AI人材」と扱うのは危ない。モデリングならAPI作ってサービスインとか出来るけど、分析や研究の人は苦手だったりetc。

 AIerが最も時間をかけているのはデータの収集とクレンジング(データをきれいにすること)で、AIerとしてもここに時間をかけたい。これは、データの量と質が精度に大きく影響するからであり、逆に、バックエンドの整備(データ収集インフラや計算インフラetc)やパラメータ調整、可視化ツールなんかは時間を使いたくないので、なるべく自動化していきたい。(要約終わり)

 

 機械学習関連の講演はどれも人気でした。AI開発は泥臭い。

 

AlibabaCloudのテクノロジー

 AlibabaCloud(SBクラウド)の森さん(@mosuke5)の講演。近年目覚しく成長しているAlibabaのIaaS、AlibabaCloudのテクノロジーの紹介。
 アリババ、テンセント、バイドゥをはじめとして、この1年で中国ITの存在感強くなってるよね、という話から始まり、AlibabaCloudは大体を内製していて、Alibabaのテクノロジーすごいよという話でした。メモ取ってなかったのでだいぶ忘れました。

 日本だと、IaaSはほぼUSって感じで、Alibabaやら中国系はほとんど存在感ないけど、今後伸びてくるのだろうか?(AlibabaCloudはすでに世界3位のシェア。)

 

AWSで見るマイクロサービス、サーバレスの流れ

 AWS日本の亀田さんによる講演。AWSの歴史を見ながら、現在のトレンドであるマイクロサービスやサーバーレスまでを辿るもの。以下、勝手な要約。

 2000年代、Webの発展ともに、基幹系・複雑系業務をweb経由で出来る説が浮上して誕生したのが"Web Service"という考え方。これに則って開発されたのがAWSの始まり。当初はAPIサービス群だった。

 (明日追記します)

 

メルカリのインフラについて

 メルカリの長野さん(@kazeburo)による講演。今勢いに乗ってるメルカリのインフラ周りの構成(マイクロサービスonマルチクラウド)についての説明。以下、勝手な要約。

 JP/US/UKという3リージョンで展開するメルカリは、それぞれのリージョンでサービスが少しずつ違っていて、APIなどのレポジトリも3バージョンに分けられている(元々は一つにしていたが、フォークした)。メルカリという企業がスケールする中で、エンジニア1000人体制を目指していて、そのためにマイクロサービス化を推進していった。これによって、開発スピードを落とさずにスケールしていける。また、メルカリはJPではさくらインターネットとGoogleComputeEngine、USではGCEとAWS、UKではGCEみたいなクラウド構成を取っている。こういうマルチクラウドで問題になるのはサーバーの場所が結構違うことで、日本ではさくらサーバーが石狩、GCEが東京にあるので、ここでスピードが10~100倍くらい変わってしまうので、ハンドシェイクの省略や、プロキシさしたりしてやって問題解決。

 所感:スピード感の重視されるプロジェクトでは、マイクロサービス導入はほとんど避けられないように思えるので、dockerとかk8sとかは多少は勉強しないといけないみたいな。docker知らないやつはエンジニアじゃないとかいう過激派もいる。

 

HTC VIVE

 HTC好きです。スマホもHTC。VRは、2~3年前に、ビックカメラで試したことが合って以来の体験。そのころに比べて格段に画質・fps・ジャイロ・空間把握などが向上しており、ほとんど違和感なく出来るようになっていた。使った後のVR酔いは多少合ったが許容範囲内。VRについては、ゲームよりネット会議とかのほう(VRチャットとか)に期待しています。家でヴァーチャルリモートワーク出来たら良いよね。

 

HADO

 テクノスポーツHADOを体験してみました。HADOは、スマホを使ったARゲームで、エネルギー弾を相手に当てたり、避けたりして争うスポーツ。後ろの落書きみたいな壁がマーカーになっていて、これがカメラの中に収まってないといけない。スマホを使っているからなのか、結構視野が狭くて、2vs2だと、結構頭を回さないといけない。もうちょっと没入感が欲しいよ。

youtu.be

 

 セグウェイ

 楽しい。20分くらい試乗した。100万する。公道走れない。自転車で良いかな・・・。自動運転とか出来るようになったら、レンタセグウェイみたいな感じで使えるかも。日本でレンタサイクルがスケールしない原因の一つに、中国みたいに人海戦術で自転車の再配置するのが大変なところがあると思っているので、自動運転で勝手に再配置するようになれば、その問題はクリアできるのでは。

 

2日目に続く