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フィリピン語学留学でよかった点・悪かった点

3月にフィリピン語学留学に1か月間いってました。

誰かの参考になるかは知りませんが、良かった点と悪かった点を書いていきます。

 

僕のいった語学留学の基本情報

 フィリピン・セブ島にあるSMEAGという英語学校。寮。僕はTOEFL80コース(低い。)でした。TOEFL80コースとは、TOEFL80を目指すコースで、このコースに入るにはTOEFL60以上が必要です。ちなみに僕のOfficailTOEFLスコアは、R23/L13/S16/W16(2018/6月時点)でした。

 この学校は、3か所に分かれていて、TOEFLコースはそのうちの1校舎にしかないです。同じ校舎には、ESL(English Second Language、英会話クラス)、TOEICコースなどの生徒もいます。

 

授業に関してよかった点・悪かった点

 授業に関しては、「教師」「生徒」「教材」の3つの面から良かった点と悪かった点を述べます。青がpros(長所)、赤がcons(短所)です。

 

教師
  • 発音
     あまり訛りを感じません。インドに行ったときに感じた強烈な訛りは無いです。授業料(1か月20万強)と英語の質を考えるとコスパは高いと感じます。

  • 指導態度
     ここの学校の先生は、基本的にちゃんと授業をします。授業内容は、TOEFLコースの場合、リーディング&リスニングは1vs4/1vs8授業で、スピーキング&ライティングは1vs1授業です。休み時間には先生同士で遊んでます。そこに絡んでいくと良い英会話の練習にもなります。

  • え方
     先生によって教えかたは異なりますが、基本的に、「TOEFLのときかた」を教えてもらうことはないです。日本でよく見る「TOEFL徹底攻略」みたいなノウハウに関してはほとんど教えてもらえません。

     英文法などを日本人に分かりやすく教えるなどのノウハウはありませんし、ノートテイキングのノウハウもありません(これは、他のコースでも同じようでした)。したがって、英文法が未熟な状態でいきなりフィリピンに行っても、時間を無駄にして終わるでしょう。

     TOEFLコースの場合、TOEFLの問題をとにかく解かせまくる感じでした。僕の場合、語彙力とリスニング/スピーキングの能力が課題だったので、「とにかく解く」ことは有効でした。
生徒
  • 人種
     日韓台が圧倒的に多かったです。その3地域でビジネスを展開しているのでしょうか。中国人はあまりいませんでした。あとごく少ないですが、他の国の人もいました。僕のルームメイトは日本人と韓国人でした。

  • 英語のレベルはバラバラ
     レベルは様々です。英語初心者~TOEFL100+までいます。僕のいたTOEFL80コースは、英語でコミュニケーションが取れます(当たりまえ)。僕の感覚では、日本人はTOEFLスコアの割に英会話が苦手です。同じコースの他の国の人の方が英会話がうまいので、積極的に話すことで、英会話の能力は上げられると思います(ただ、ネイティブとの会話ではないので、ネイティブ的に自然な英語を話している気は全くしません)。
     英語があまりできない人も多いので、気が楽ではありますが、英語でのコミュニケーションは減りがちです(同じ国で集まって母国語を話し出す)。
     
  • 母国語が話せてしまう
     学校によっては、英語以外禁止のところもあるようですが、僕の行ったところでは、何語を話してもokでした。したがって、日本人同士で英語を話す機会はないです(泣)。英語を話すため、他の国の人と仲良くなりましょう。
     また、基本的に、同じ国の人同士でつるみやすいです。これは語学学校でよく起こる問題で、この学校に限ったことではないでしょう。

  • 年齢はなんとなく二層構造
     18~19歳くらいの、(日本だと)大学1年生と、23~26歳くらいの大卒・社会人数年目あたりの2つの年齢層が主です。もちろんそれ以外にも色々います。
教材
  • TOEFLの問題集めた感じの教材
     TOEFLの場合、TOEFLの問題をひたすら解き続けるイメージです。僕には良かったです。他のコースでは英文法とかもあるみたいです。ですが、英文法に関しては日本で学んだ方がたぶんいろいろノウハウがあって効率が良い気がする。

  • 復習しにくい
     TOEFLの場合、リスニング能力が重要ですが、リスニングの音源は、帰国時までもらえません。したがって、リスニングの復習がしにくいです。授業中に聞き取れなかった部分を聞き直すみたいなことは、録音などしてない限り出来ないです。
     かわりに中国TPOなどを使って、練習してました。

 

生活に関してよかった点・悪かった点

 生活については、「寮の施設」「食事」「娯楽」の3つの面について述べます。

 

寮の施設
  • 日本での快適な暮らしとは程遠い
     僕は3人部屋でしたが、設備は貧弱で、日本での快適な生活に慣れていると暮らしにくいでしょう。まあ、慣れれば平気になるレベルです。(日本基準で言うと)不清潔な環境かもしれません。インドよりははるかにましです。また、フィリピン基準では大分綺麗です。

  • ルームメイトは運
     寮生活でどんなルームメイトが来るかは選べません。僕のルームメイトはみんないいひとでした。特に、いびきはどうしようもないので、耳栓とか持っていくといいです。ひどい場合は部屋を変えられます。

  • 机は全体的に高い
     なぜか知りませんが、机は全体的に高かった(というか椅子が低い?)です。座高の低い人にはつらいかも・・・。

  • Wifiは期待薄
     Wifiは繋がったりつながらなかったりするので、プリペイドSIMしましょう。月24GBで2000円くらいです。

 

食事
  • 寮の食事は△
     僕の行った学校は、寮食があり、日本人になじみのあるようなものが用意されてます。ただ、おいしいわけではないです。とはいえ、食べられないものでもないので安心してください。
     みんなが一斉に食堂に群がり、一人で食べるには居心地が悪いので、早めに食事メイトを見つけるなりした方が良いですね。

  • 寮の外の食事は玉石混交
     寮の外に食べに行くにしても、おいしいものはそれなりに値段がします。日本で食べるのとあまり変わらん(約2/3くらい)です。安いものはそれなりの味です。安くておいしいのはフルーツです。
娯楽

  •  ビールは安いです。週末にはみんな飲みに出かける感じです。平日でも飲みに出てる人はいます。TOEFLコースは復習と宿題がたくさんなので、平日に飲みに出ることは、それらを放棄することを意味します。

  • 海とかバカンス的な何か
     いろんなアクティビティがあります。週末には海や他の島に行ったりしてる人が多いです。安ければトータル1000円くらいで海に行って遊んで帰ってこれます。

  • クラブ
     クラブ行く人も多く、だいたい、金曜日の夜から土曜の朝にかけていきます。フィリピンのクラブは危なそうに思いますが、治安は良かったです。入場料も200円くらい。

 

結論、行って良かったのか??

 1か月の勉強の末、校内で受けた模擬TOEFLはR21/L16/S17/W21でトータル75くらいでした。結局、大してスコアは伸びていないので、行って良かったと言えるかというと、微妙です。ただ、いくつかの変化として、

  • リスニング能力の向上
  • 発音の向上
  • ライティングスピードの向上
  • 語彙力の強化

は確実に感じられています。言語学習は継続することで初めて効果が生まれるものなので、その足掛かりとしては悪くないかな?と思うようにします(泣)。

 

フィリピン留学に行くべき人・行くべきでない人

  • 英語を全く話せないので、とりあえず海外語学留学な人
    → 長期ならアリ。短期ならナシ。英文法は日本でやった方が効率がいい。
  • 読み聞きは出来るが、話せない人
    → 長期・短期どちらでも効果はあるかもしれないが、より会話にフォーカスするなら、国籍が偏っていない学校の方が良い。母国語禁止ルールがある学校のほうがいい。
  • なにかの英語試験のスコアを上げたい人
    → 英語にのみ集中できる環境を求めるのならアリ。1日最低10時間は英語に触れられる。スコアが上がるかどうかは時間と自分の努力次第。