今年のふりかえりと来年の抱負
こんにちは。今年ももう終わりなので、今年一年を振り返りつつ、来年の目標を宣言したいと思います。
今年一年を振り返る
自分の今年一年はこんな感じでした。
1月:卒論執筆、卒業チャレンジ(絶対に落としてはいけない認知心理学II)
2月:虚無
3月:語学留学@セブ
4月〜7月:大学院授業&夏インターン探し、授業課題の制作
8月:インターン@サイボウズ、Alexa Skill Awardに出すもの作ったり、TOEFL勉強
9月:ワークショップ発表、インターン@コロプラ 、インターン@ラクスル
12月:研究、就活を始める
1月は卒論+卒業のためのラストひとつの単位をとってました。
卒業確定してたけど、落とせないくせに授業全然行ってなかった認知心理学で、4年後期にして初の100点という謎の自慢?が出来るようになった
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年2月22日
落としたら留年になる認知心理学IIは、テスト一発だったのですが、必死で勉強した結果、四回生にして初の成績評価100点を取りました。
そして、2月は何をやっていたのか・・・卒業前ということもあり、いろんな人に会っていたようですが、それ以外はゲームとかやで溶かしてたっぽいですね。卒論終わりの燃え尽きな感じですね・・・。twitterをみると、バイトもしていたようです。
3月はフィリピンで英語を勉強してました。この1ヶ月は、これまで関わってこなかったタイプの人とも接する機会が合って、個人的には面白かったです。英語力は、1ヶ月で大幅にスコアが上がった、ということはありませんでしたが、9月に受けたTOEFLは+20点だったので、1ヶ月の努力は、その後の継続的な勉強を伴って、じわじわ効いてくるものなのでしょう。大学1年生の留学希望者も多く来ていて、刺激をもらいました。
入学手続き、海外から出来ないので、3月に海外にいかないようにしましょうね(手遅れ)
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年3月13日
入学書類などに自筆でサインが必要なことがあるので、4月からどこかに入学する場合は、3月に海外にいくのはやめたほうがいいという教訓を得ました。
4月からは、大学での専攻(人文地理学)とは全く別の情報系の研究室に所属することになりました。研究室の同期や先輩には暖かく受け入れてもらい、感謝しかありません。同期のみんなは、オタクっぽいのを予想していたのですが、実際にはイケメン・陽キャばっかりでした。男女比が極偏ってるのは情報系って感じですが。
ごめんなさいというお気持ち pic.twitter.com/xH8CTh8RI4
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年6月3日
研究室がうるさいことがたまによくあります。
入学に慣れる間もなく、夏インターン探しが始まり、授業も多かったので、研究に関してはじっくり考える時間を取れないまま、なんとなく研究テーマを設定して進めていっていました。この時期は、週に1回くらいで徹夜(※普段からちゃんとしていればそうはならない)みたいな生活をしていました。
超交流会、京大の中でやってるビジネスの紹介とか、いろんな企業のCEO,CTOがわさわさしてて面白かった。
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年5月25日
夏インターン探ししながら、京大超交流会とか行って、京大周辺のベンチャーの方と知り合ったりしてました。
夏休み期間は、ありがたいことに、3社(サイボウズ、コロプラ 、ラクスル )のインターンに参加させていただきました。自分としては、いろいろな規模の会社・業種を体験してみたかったため、その目的は達成できました。各インターンの感想をざっくり述べておくと、
サイボウズ:Web開発コース。インターンの同期がみんなすごくてびびりました。一週間だけの短いインターンでしたが、一番密度は濃かったような気がします。モブプログラミングを導入していたのですが、なかなか良いDXだと感じました。エンジニアのみなさんがとても勉強熱心だと感じる会社でもありました。
コロプラ:ハッカソンぽい感じで、一週間でのパフォーマンスチューニングをしてました。ISCON勢もいて、カリッカリにチューニングしててすげぇ・・・と感じました。自分のチームは、割とベタなチューニング(SQL最適化、キャッシュ最適化)に加えてバッジ処理を組み込んだりしてました。ただ、振り返ってみると、自分はほぼコード上での貢献が無かった気がして、実装力を上げないと・・・と反省しています。
ラクスル :ハコベルというプロダクトのWeb開発チームで2週間のインターンをしてました。このインターンでは、実際に物流倉庫や印刷工場といった、ラクスル のプロダクトを使っている顧客先への見学・インタビューなどをさせてもらえるという、他のインターンとはちょっと変わった体験ができました。
Raksulのインターン、印刷工場とか物流倉庫行って聞き取りしたり、経営陣とランチで話したりしてる中で、いつもの開発で考えてることとは違う視点を手に入れられた感があって、めっちゃ推せるインターンでしたね
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年9月20日
あとは、研究に絡むワークショップもあったので、それの準備もしたりしてました。
10月〜11月半ばまでは、リクルートでインターンをさせていただきました。上3つのインターンとは違い、こちらは実務です。自分は、デプロイ自動化のあたりを触らせてもらっていました。残念ながら、成果としては全く満足のいくものは作れなかったのですが、実務のインターンだからこその学びがたくさんありました。メンターほか、周りのチームの方々にもサポートいただき、自分にとってはとても有意義なインターンになりました。
今日のR社インターン情報です pic.twitter.com/CWNK5yaD9w
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年10月16日
初日からうな重の圧倒的待遇です。
11月末からは落ち着いて研究に取り組むことができると考えていたのですが、自分の研究の目的意識をしっかり考えずに取り組んできたツケが回ってきて、奥義「テーマ変え」を繰り出す羽目になりました。この時期は精神的にも厳しいでしたが、2週間かけて100本以上の論文を読み漁った結果、自分が納得できる研究テーマを設定できたので、よかったと感じています(本来B4でそういった研究の進め方を学ぶものだと思います)。
ワイのやりたかった研究分野ってCSじゃなくて計算社会科学だったんだなと
— uho (@huhuhuhahahahah) 2019年12月7日
やりたいことがふんわりしている人は、まず徹底的に調べることが必要ですね。自分はテーマを変えてから、研究に対してのモチベーションが上がり、楽しいと感じるようになりました。
とまあ、「自分、なんも考えてないな・・・」と強く反省し、12月に入ってからは、毎日日記をつけるようにしました。毎日、自分が何をしたかや、何を考えたかをちゃんと記録にとるプロセスを経て、自分がどこに向かうべきか、ちゃんと向かえているか振り返る機会になっています。
来年の抱負について
来年は、自分にとって二つの大きな挑戦?があると思います。
ひとつ目は、論文を書いて、(国際)学会に出すこと。6月ごろに締め切りの国際学会をまず一つの目標に、ガシガシ研究を進めていきたいと思っています。
ふたつ目は、留学。8月から約1年間アメリカへ留学することにしました。長期で海外滞在した経験もないですし、英語力もまだまだ足りない状況ですが、できるかぎり準備をして臨みたいと思います。
それに伴い、留学中に就職活動したくないので、留学前に就職先を決めたいと思います。また、就職及び、就職後の自分のキャリアを考えた上で、情報発信/アウトプットをもっとやっていくべきだと感じたので、来年前期の目標は①論文を出す、②TOEFL 105+、③最低、週に1回はなんらかの技術or研究のアプトプットを発信。の3つにしました。①の目標が(今の自分の状況から見て)高すぎて不安ですが、とにかく自分を信じてがんばります。
来年もよろしくお願いします。
Asanaはいいぞというお話
タスク管理、何使ってますか?
Trelloとか使ってる人を良く見かけますが、Asanaをお勧めしたい。
TrelloよりAsanaがおすすめな理由
その1「カード表示よりリスト表示のほうがいいよね」
タスク管理といえば、カード型になってることが多いですよね。Trelloもそうですし、Github Projectsとかも。でも、個人のタスク管理するうえではカード型より、リスト型の方が見やすくない?と思うのです。
Asanaはカード表示とリスト表示を選べて、リスト表示にしておくのがおすすめです。
Trelloもリスト表示できるのかな?まあいいや。
その2「マイタスクが便利」
マイタスクっていうのは、Asana上で自分にアサインされたタスクの一覧ページのことです。Trelloと同じように、AsanaもProjectごとにタスクを管理する形式ですが、プロジェクトを横断して、自分がアサインされたタスクをすべて見れるのがマイタスクなのです。
さらに、マイタスクはアサインされたタスクを「今日」「近日」「後日」の3つのセクションに振り分けておくことが出来るのです。この機能によって、毎日、朝に今日やるタスクを選んで、「今日」のセクションに入れておけます。各タスクに期限を設定できるので、「近日」「後日」に入れてあるタスクでも、期限が近くなると教えてくれるので、忘れないで済みます。
その3「デザインとUXが最高」
さすが、全世界で人気なだけあって、デザインとUXが非常によいのです。Asanaは基本的にチーム運用が前提になっていますが、個人で使う分(無料利用)でも、十分な機能を備えています。それによって、ハイクオリティなUXを得ることが出来ますし、個人的にはAsanaのデザインはTrelloより混み入っているものの、「タスク管理してるぜ」感が出やすくて、好きです。
以上、タスク管理にはAsanaがいいぞという話でした。
フィリピン語学留学でよかった点・悪かった点
3月にフィリピン語学留学に1か月間いってました。
誰かの参考になるかは知りませんが、良かった点と悪かった点を書いていきます。
僕のいった語学留学の基本情報
フィリピン・セブ島にあるSMEAGという英語学校。寮。僕はTOEFL80コース(低い。)でした。TOEFL80コースとは、TOEFL80を目指すコースで、このコースに入るにはTOEFL60以上が必要です。ちなみに僕のOfficailTOEFLスコアは、R23/L13/S16/W16(2018/6月時点)でした。
この学校は、3か所に分かれていて、TOEFLコースはそのうちの1校舎にしかないです。同じ校舎には、ESL(English Second Language、英会話クラス)、TOEICコースなどの生徒もいます。
授業に関してよかった点・悪かった点
授業に関しては、「教師」「生徒」「教材」の3つの面から良かった点と悪かった点を述べます。青がpros(長所)、赤がcons(短所)です。
教師
- 発音
あまり訛りを感じません。インドに行ったときに感じた強烈な訛りは無いです。授業料(1か月20万強)と英語の質を考えるとコスパは高いと感じます。 - 指導態度
ここの学校の先生は、基本的にちゃんと授業をします。授業内容は、TOEFLコースの場合、リーディング&リスニングは1vs4/1vs8授業で、スピーキング&ライティングは1vs1授業です。休み時間には先生同士で遊んでます。そこに絡んでいくと良い英会話の練習にもなります。 - 教え方
先生によって教えかたは異なりますが、基本的に、「TOEFLのときかた」を教えてもらうことはないです。日本でよく見る「TOEFL徹底攻略」みたいなノウハウに関してはほとんど教えてもらえません。
英文法などを日本人に分かりやすく教えるなどのノウハウはありませんし、ノートテイキングのノウハウもありません(これは、他のコースでも同じようでした)。したがって、英文法が未熟な状態でいきなりフィリピンに行っても、時間を無駄にして終わるでしょう。
TOEFLコースの場合、TOEFLの問題をとにかく解かせまくる感じでした。僕の場合、語彙力とリスニング/スピーキングの能力が課題だったので、「とにかく解く」ことは有効でした。
生徒
- 人種
日韓台が圧倒的に多かったです。その3地域でビジネスを展開しているのでしょうか。中国人はあまりいませんでした。あとごく少ないですが、他の国の人もいました。僕のルームメイトは日本人と韓国人でした。 - 英語のレベルはバラバラ
レベルは様々です。英語初心者~TOEFL100+までいます。僕のいたTOEFL80コースは、英語でコミュニケーションが取れます(当たりまえ)。僕の感覚では、日本人はTOEFLスコアの割に英会話が苦手です。同じコースの他の国の人の方が英会話がうまいので、積極的に話すことで、英会話の能力は上げられると思います(ただ、ネイティブとの会話ではないので、ネイティブ的に自然な英語を話している気は全くしません)。
英語があまりできない人も多いので、気が楽ではありますが、英語でのコミュニケーションは減りがちです(同じ国で集まって母国語を話し出す)。
- 母国語が話せてしまう
学校によっては、英語以外禁止のところもあるようですが、僕の行ったところでは、何語を話してもokでした。したがって、日本人同士で英語を話す機会はないです(泣)。英語を話すため、他の国の人と仲良くなりましょう。
また、基本的に、同じ国の人同士でつるみやすいです。これは語学学校でよく起こる問題で、この学校に限ったことではないでしょう。 - 年齢はなんとなく二層構造
18~19歳くらいの、(日本だと)大学1年生と、23~26歳くらいの大卒・社会人数年目あたりの2つの年齢層が主です。もちろんそれ以外にも色々います。
教材
- TOEFLの問題集めた感じの教材
TOEFLの場合、TOEFLの問題をひたすら解き続けるイメージです。僕には良かったです。他のコースでは英文法とかもあるみたいです。ですが、英文法に関しては日本で学んだ方がたぶんいろいろノウハウがあって効率が良い気がする。 - 復習しにくい
TOEFLの場合、リスニング能力が重要ですが、リスニングの音源は、帰国時までもらえません。したがって、リスニングの復習がしにくいです。授業中に聞き取れなかった部分を聞き直すみたいなことは、録音などしてない限り出来ないです。
かわりに中国TPOなどを使って、練習してました。
生活に関してよかった点・悪かった点
生活については、「寮の施設」「食事」「娯楽」の3つの面について述べます。
寮の施設
- 日本での快適な暮らしとは程遠い
僕は3人部屋でしたが、設備は貧弱で、日本での快適な生活に慣れていると暮らしにくいでしょう。まあ、慣れれば平気になるレベルです。(日本基準で言うと)不清潔な環境かもしれません。インドよりははるかにましです。また、フィリピン基準では大分綺麗です。 - ルームメイトは運
寮生活でどんなルームメイトが来るかは選べません。僕のルームメイトはみんないいひとでした。特に、いびきはどうしようもないので、耳栓とか持っていくといいです。ひどい場合は部屋を変えられます。 - 机は全体的に高い
なぜか知りませんが、机は全体的に高かった(というか椅子が低い?)です。座高の低い人にはつらいかも・・・。 - Wifiは期待薄
Wifiは繋がったりつながらなかったりするので、プリペイドSIMしましょう。月24GBで2000円くらいです。
食事
- 寮の食事は△
僕の行った学校は、寮食があり、日本人になじみのあるようなものが用意されてます。ただ、おいしいわけではないです。とはいえ、食べられないものでもないので安心してください。
みんなが一斉に食堂に群がり、一人で食べるには居心地が悪いので、早めに食事メイトを見つけるなりした方が良いですね。 - 寮の外の食事は玉石混交
寮の外に食べに行くにしても、おいしいものはそれなりに値段がします。日本で食べるのとあまり変わらん(約2/3くらい)です。安いものはそれなりの味です。安くておいしいのはフルーツです。
娯楽
- 酒
ビールは安いです。週末にはみんな飲みに出かける感じです。平日でも飲みに出てる人はいます。TOEFLコースは復習と宿題がたくさんなので、平日に飲みに出ることは、それらを放棄することを意味します。 - 海とかバカンス的な何か
いろんなアクティビティがあります。週末には海や他の島に行ったりしてる人が多いです。安ければトータル1000円くらいで海に行って遊んで帰ってこれます。 - クラブ
クラブ行く人も多く、だいたい、金曜日の夜から土曜の朝にかけていきます。フィリピンのクラブは危なそうに思いますが、治安は良かったです。入場料も200円くらい。
結論、行って良かったのか??
1か月の勉強の末、校内で受けた模擬TOEFLはR21/L16/S17/W21でトータル75くらいでした。結局、大してスコアは伸びていないので、行って良かったと言えるかというと、微妙です。ただ、いくつかの変化として、
- リスニング能力の向上
- 発音の向上
- ライティングスピードの向上
- 語彙力の強化
は確実に感じられています。言語学習は継続することで初めて効果が生まれるものなので、その足掛かりとしては悪くないかな?と思うようにします(泣)。
フィリピン留学に行くべき人・行くべきでない人
- 英語を全く話せないので、とりあえず海外語学留学な人
→ 長期ならアリ。短期ならナシ。英文法は日本でやった方が効率がいい。 - 読み聞きは出来るが、話せない人
→ 長期・短期どちらでも効果はあるかもしれないが、より会話にフォーカスするなら、国籍が偏っていない学校の方が良い。母国語禁止ルールがある学校のほうがいい。 - なにかの英語試験のスコアを上げたい人
→ 英語にのみ集中できる環境を求めるのならアリ。1日最低10時間は英語に触れられる。スコアが上がるかどうかは時間と自分の努力次第。
文系でしたが情報系の大学院に進学します
学部が文系分野の専攻で、情報系の他学部大学院を受験していた
院試を受けるにあたって、先人のブログなどが役に立ったので、僕もそれにならって書こうと思う
Background
- 理系として京都大総合人間学部に入学
- 文転?して、学部時代の研究室は文系のところへ
- コンピュータサイエンスは3年ぐらいからやりはじめた
- 院試対策は4年の4月くらいから
- 院は京都大情報学研究科(社会情報学)
参考にしてたページ
もくじ
院試は英語(TOEFL/TOEIC)、基礎科目(コンピュータ科学系)、専門科目、面接の配点があった
比率は、英語200:基礎150:専門300:面接100
文系から情報系に行きたい場合、一番のネックは、院試の専門科目の対策だと思う
僕の場合も、専門科目の勉強をどうすればよいか分からなかった
院の進学説明会(4月くらい)で、「どうやって専門科目は勉強したらいいか?」と教授たちに聞いたところ、「一番いいのは、学部の授業を受けることだけど、まあ英語と、基礎科目がちゃんとできればいいんじゃない?」といわれた
英語の対策
僕はこの言葉を信じてTOEFLの対策に2か月、基礎科目&専門科目で2か月対策することにして、英語と基礎科目をしっかりやろうと計画した
TOEFLの対策などをいろいろ調べたり、本を買って勉強したりしていた。ネット上の情報で、「(120点中)80点取れれば、足を引っ張ることはない」というのを目にしたので、とりあえず80点を目標に勉強していた
そんなこんなで2か月ほど対策して、6月ごろにTOEFLを受験したが・・・
大失敗
そもそもTOEFLを始めて受けることもあって、試験への慣れが無かったこと
あと、前日まで昼夜逆転生活が治らず、当日の朝、ごはんも食べずに会場に行ってしまったことで、ねむい&空腹で全く頭が回らなかった(これで10点以上損した気がする)
ここでコンディショニングの重要性を痛感した
反省を生かして、筆記試験の時は、2週間前くらいから早寝早起きにし、当日もご飯をしっかり食べて受験に臨んだ
あたりまえのことだが、これまでは親などのサポートがあったので、こうしたことに無頓着でいてしまった
理系の大学院は、英語の配点が高いところも多いと思うので、英語をしっかり準備しておくことは非常に重要だった
実際に、京都大社会情報学でも、「去年までは英語の配点が高すぎて、専門科目がそれほどでなくても英語で受かってしまうケースが多く、今年から英語の配点を減らして専門科目を重視するようにした」
この経緯は、のちの伏線になる
専門科目の対策
英語で大失敗してしまったので、専門で獲るしかないとなった
院試で出題されるテーマは毎年5つで、ほとんど変わらない
例年は、5問のうち2問を答えるが、今年から3問を回答することになった
- データベース
- 情報システム
- 機械学習ちっくななにか ×2
- ヒューマンインターフェース
この中で、「どの先生が作題していて、どの授業の資料を手に入れれば答えられるようになるか」という基準で、3つに絞って勉強することにした
シラバスを見ながら突き合わせた結果、
- データベース
- 情報システム
- ヒューマンインタフェース
の3テーマに絞った
機械学習系は、どの授業の資料を入手すればいいのかいまいちわからなかったので、やめた
絞った3テーマの授業資料を手に入れるべく、教授にメールをして、研究室訪問ついでに資料をGetした
勉強は、手に入れた資料を基に、各テーマごとに、ノート1冊が埋まるくらいにまとめた
分からないところは、サーベイ論文を中心にリサーチして、分かるようにした
院試の過去問のほか、当該授業の過去問データベースを利用して、どんな問題が出るかおおよそ検討をつけた
(※情報システムは、去年から授業担当&院試の作題者が変わっているようだったので、最新の授業資料を手に入れていたことは非常に有用だった)
2か月くらいの対策で、何とか3テーマを終わらせることが出来た
そして、迎えた本番当日・・・
出題傾向が劇的に変化し、全体的に難化していた(主観)
事前に、今年から専門科目の比率を高めようとしていると把握していたおかげで、専門科目の難化や出題傾向の変化は予想していたので、冷静に対処できた(伏線回収)
しかし、ヒューマンインタフェースは変化しすぎていて、対応不可能であった(ほぼ白紙)
ただ、データベースや情報システムについては、難化をみこして、それなりに対策してきていたので8割くらい出来た気でいる
面接対策
面接は、筆記の翌日にあった
出願の際に「研究計画書」を提出していたが、僕の場合、出願後、「研究計画書」の内容に不満を感じてきていたので、当日に、新しい研究計画を提示しようと考えた
そのために、研究計画をスライドにまとめ、(PowerPointなどを使用できないと書かれていたので)紙に印刷して当日配ろうと計画していた
僕のイメージでは、面接は、(大学入試で受けたときのように)教官と3・4人で話すものだと思っていたが、実際には、
割と広めの教室の教壇に立たされ、2,30人の教授たちの前で説明する
ものだった
一応、事前にそういう形態もあることを知っていたので、新しい研究計画を配れない場合に、大きめの紙にスライドを印刷して、紙芝居的なことを出来るようにもしておいたので、それは良かった
あと、募集要項には、面接は「5分程度でまず説明し、それから質疑」と書かれていたが、実際には
1分で研究抱負を説明し、(場合によって)質疑が少しある
だった
僕の場合、研究抱負を説明した後、志望動機を説明するように求められた
作ってきた研究計画は、要項通り5分程度にまとめる予定だったので、1分ではうまく説明できなかったが、スライドっぽいものを持ってきておいたおかげで、熱意だけはアピールできたのではないかと思っている
こまったこと
一番難しかったのは、スケジュール調整だった
僕の場合、卒論が全くの分野違いになるので、卒論の時間と院試対策の時間の割り振りが難しかった
基本的に院試対策を優先し、卒論は最低限くらいの進捗で行こうとしたが、それなりに時間は取られた
また、授業も結構あったので、7月は、卒論&定期試験&院試が重なってしまった
まとめ
- 英語はだいじ
- 専門科目は、教授とか知り合いとかに頼んで資料をgetすればなんとかなる
- 準備時間がないなら、情報戦が必須
- さいごまであきらめない
畑違いのところへ行こうとすると、その分野(や近い分野)でやってきた人に勝てるのか不安になるが、最後まであきらめなければなんとかなる(倍率が高くなければ・・・)
まあ、早い段階から決めて準備しておけば、こんなことにはならかった。
ともあれ、受かったので、楽しく研究していきたいと思う
MANABIYAに行ってきたよ(2日目)
MANABIYA2日目の記事です。
今日聞いたこと
The Angular World
Angular日本ユーザー会会長の稲富さん(@laco2net)による講演。スライドはこちら。
以下勝手な要約。
Angularは、単なるフレームワークではなく、統合開発プラットフォーム、またエコシステムの側面も持っている。
フレームワークとして:CoreとFeatureに分けられ、各種ライブラリがまとまったものとしてのAngular。チーム開発に向いている。
プラットフォームとして:CLIやLintツールなどが提供され、開発支援が手厚い。
エコシステムとして:多くの開発者とコミュニティ、整備されたリリース。
ウェブフロントエンドは過渡期にあり、SPAが一般化する中で、GUIアプリケーションの知見を取り入れている段階。その中で、Webにもとめられる機能は多く、さらに環境が異なる(ブラウザの違いetc)ところを吸収できるよう、フレームワークを使うことは必須。Angularは、ややこしいところはブラックボックス化し、アプリ開発に集中できる。(要約終わり)
ReactでSPA作るよりAngularで作っていったほうがたぶん楽。
エンジニアのための経営戦略
サイボウズの西尾さん(@nishio)による講演。スライドはこちら。
要点としては、
「損切りを考慮しつつ、新しいことに挑戦していく(スモールステップ)」
「時間というリソースを知識に振り分ける戦略(知識獲得戦略)」
「知識獲得戦略における知識獲得術としての知識の横流し戦術」
というところ。ある分野で専門性を高めていくことだけが知識獲得戦略ではない。複数の違った分野にまたがって知識を獲得し、分野Aで得た知識を分野Bで使う(見返りに分野Bの知識をもらう)みたいな、知識で"貿易"するような戦略もあるということ。
ググっても存在しない知識を得るって難しくて、ググれば出てくるけど理解が難しい知識を分かりやすく教えられるって方向でいくのもありだよね。
プログラミングのクロスセッション
プログラミング言語やらのクロスセッション。型付けとバグとか、スピードと綺麗さとかいろいろ話してた。大体忘れた。
まとめ
MANABIYA両日で、Web/モバイル/インフラ/xR/AI/プログラミングといったさまざまな分野の話を聞けたのはとても有益だった。IoTについてはほぼ触れてないので、今後何かしらの機会を見つけたい。
MANABIYAスライド集的なツイートがあったので張っておく。
#MANABIYA Twitterで呟かれていた登壇者様の資料をまとめたhttps://t.co/hupdS2VBEG
— 焼きそばメロンパン (@ice_arr) 2018年3月24日
MANABIYAに行ってきたよ(1日目)
ブログはじめました。
今日は、
に行ってきました。
聞いたこと
- ReactNativeの現在と未来
- Javaのカルチャーとグロース
- AI屋さんの一日
- AlibabaCloudのテクノロジー
- AWSで見るマイクロサービス、サーバレスの流れ
- メルカリのインフラについて
見たこと/やったこと
- HTC VIVEの体験
- テクノスポーツHADOの体験
- セグウェイ試乗
ReactNativeコミュニティの現在と未来について
ReactNativeJapanの中田さん(@besutome)による講演。
ReactNativeの開発状況などの解説・ツールの紹介などをしていた。とても有益であった。簡単に紹介すると、
-
React Native Monthly
React Nativeの最新動向などをチェックできる。
- Facebook
開発元であるFacebookは基本的に地盤固めの地味な作業をやってる。 - Expo
expoは、PCで開発しているReactNativeをスマホですぐに動かせる、というもの。接続設定なども不要で、PCに表示されるQRコードをスマホで読み込むと、スマホで動作確認が出来るという便利。さらに、ReactNativeで開発していてもネイティブ機能(カメラ使うとか、etc)の修正はストアを通してアップデートしなければならないが、Expoはそういったネイティブ機能をJS上で動かすので、ストアを通さずにアップデート出来る。詳しい説明は以下のURLがよさそう。
- Snack
Expoが開発しているWeb上でReactNativeを試せるやつ
- ReasonML
Facebookの開発した言語。革新的らしい。全く知らなかった。簡単に言うと、OCamlをC言語っぽくしてJSとの親和性を高めてくれる。詳しいことは以下参照。
-
WindowsでReactNativeアプリが動くよ、というライブラリ。ちなみにwindowsはSkypeアプリをReactNative化している。
- JSX構文を使うReactNativeは、デザインと開発をうまく分離できない。しかし、BuilderXを使えば、デザインと開発を分けやすくなるよ。Reactでも出来ないかな?
- そのほか(キーワードのみ)
wix/detox: E2Eテスト
react native navigation: react-routerのモバイル版的な、react navigationというのもある
InfiniteRed/reacttron: デスクトップアプリに出来るツール
shoutem: ワードプレスみたいなやつ
ReactNativeもしくは、モバイルネイティブアプリ開発に関しては、PWAの動向が気になるが、中田さんによれば、PWAがどうなっても、ReactNativeは悪い方向には行かないからやっとけば?とのこと。また、ReactNativeは、ウェブサービスをネイティブアプリ化するのには向いている(スマホのネイティブ機能(カメラとかジャイロとか)をあまり使わないアプリ)。iOSとAndroidで完全にコードを共有するのはノウハウがないと難しい。機能とデザインのコンポーネントは分離しておこうとかも仰ってた。
Javaのカルチャーとグロース
Javaの歴史とか今後の展望について、JJUG会長の鈴木さん(@yusuke_arclamp)による講演。以下がそのスライド。
Javaよく知らなかったけど、面白そうなので、ちょっとやってみようかなと思う感じ。でもC#のほうが良いってみんな言ってる。
AI屋さんの一日
Yahoo!の河合さん(@vaaaaanquish)による講演。AIerのリアルな仕事内容について。以下勝手な要約。
研究・分析・モデリングの3分野に大きく分けられ、それぞれ基盤技術は似ているがアウトプットは全く異なるので、単純にすべてまとめて「AI人材」と扱うのは危ない。モデリングならAPI作ってサービスインとか出来るけど、分析や研究の人は苦手だったりetc。
AIerが最も時間をかけているのはデータの収集とクレンジング(データをきれいにすること)で、AIerとしてもここに時間をかけたい。これは、データの量と質が精度に大きく影響するからであり、逆に、バックエンドの整備(データ収集インフラや計算インフラetc)やパラメータ調整、可視化ツールなんかは時間を使いたくないので、なるべく自動化していきたい。(要約終わり)
機械学習関連の講演はどれも人気でした。AI開発は泥臭い。
AlibabaCloudのテクノロジー
AlibabaCloud(SBクラウド)の森さん(@mosuke5)の講演。近年目覚しく成長しているAlibabaのIaaS、AlibabaCloudのテクノロジーの紹介。
アリババ、テンセント、バイドゥをはじめとして、この1年で中国ITの存在感強くなってるよね、という話から始まり、AlibabaCloudは大体を内製していて、Alibabaのテクノロジーすごいよという話でした。メモ取ってなかったのでだいぶ忘れました。
日本だと、IaaSはほぼUSって感じで、Alibabaやら中国系はほとんど存在感ないけど、今後伸びてくるのだろうか?(AlibabaCloudはすでに世界3位のシェア。)
AWSで見るマイクロサービス、サーバレスの流れ
AWS日本の亀田さんによる講演。AWSの歴史を見ながら、現在のトレンドであるマイクロサービスやサーバーレスまでを辿るもの。以下、勝手な要約。
2000年代、Webの発展ともに、基幹系・複雑系業務をweb経由で出来る説が浮上して誕生したのが"Web Service"という考え方。これに則って開発されたのがAWSの始まり。当初はAPIサービス群だった。
(明日追記します)
メルカリのインフラについて
メルカリの長野さん(@kazeburo)による講演。今勢いに乗ってるメルカリのインフラ周りの構成(マイクロサービスonマルチクラウド)についての説明。以下、勝手な要約。
JP/US/UKという3リージョンで展開するメルカリは、それぞれのリージョンでサービスが少しずつ違っていて、APIなどのレポジトリも3バージョンに分けられている(元々は一つにしていたが、フォークした)。メルカリという企業がスケールする中で、エンジニア1000人体制を目指していて、そのためにマイクロサービス化を推進していった。これによって、開発スピードを落とさずにスケールしていける。また、メルカリはJPではさくらインターネットとGoogleComputeEngine、USではGCEとAWS、UKではGCEみたいなクラウド構成を取っている。こういうマルチクラウドで問題になるのはサーバーの場所が結構違うことで、日本ではさくらサーバーが石狩、GCEが東京にあるので、ここでスピードが10~100倍くらい変わってしまうので、ハンドシェイクの省略や、プロキシさしたりしてやって問題解決。
所感:スピード感の重視されるプロジェクトでは、マイクロサービス導入はほとんど避けられないように思えるので、dockerとかk8sとかは多少は勉強しないといけないみたいな。docker知らないやつはエンジニアじゃないとかいう過激派もいる。
HTC VIVE
HTC好きです。スマホもHTC。VRは、2~3年前に、ビックカメラで試したことが合って以来の体験。そのころに比べて格段に画質・fps・ジャイロ・空間把握などが向上しており、ほとんど違和感なく出来るようになっていた。使った後のVR酔いは多少合ったが許容範囲内。VRについては、ゲームよりネット会議とかのほう(VRチャットとか)に期待しています。家でヴァーチャルリモートワーク出来たら良いよね。
HADO
テクノスポーツHADOを体験してみました。HADOは、スマホを使ったARゲームで、エネルギー弾を相手に当てたり、避けたりして争うスポーツ。後ろの落書きみたいな壁がマーカーになっていて、これがカメラの中に収まってないといけない。スマホを使っているからなのか、結構視野が狭くて、2vs2だと、結構頭を回さないといけない。もうちょっと没入感が欲しいよ。
セグウェイ
楽しい。20分くらい試乗した。100万する。公道走れない。自転車で良いかな・・・。自動運転とか出来るようになったら、レンタセグウェイみたいな感じで使えるかも。日本でレンタサイクルがスケールしない原因の一つに、中国みたいに人海戦術で自転車の再配置するのが大変なところがあると思っているので、自動運転で勝手に再配置するようになれば、その問題はクリアできるのでは。
2日目に続く